その他の睡眠障害

当院で扱う、その他の睡眠障害
・むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)
・周期性四肢運動障害
・過眠症(ナルコレプシー、特発性過眠症)
・レム睡眠行動障害
・不眠症

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)

主に寝る前になると下肢に「むずむず感」「虫が這うような感じ」「チクチクする」などの不快な感覚が起こり、このため入眠が困難になります。
じっとしていられず脚を動かしていると楽になるのも特徴のひとつです。次に示す周期性四肢運動障害を合併することが多いです。
特発性 特別な原因なし
続発性 鉄欠乏性貧血、妊娠、尿毒症、薬物、糖尿病など
原因疾患の治療による改善と最近、この疾患に適応のある薬物が複数出てきております。

周期性四肢運動障害

周期性四肢運動障害は睡眠中に下肢がピックピックと短い痙攣を繰り返すため眠りを妨げ、不眠や昼間の眠気を起こします。
自分では気づかず、終夜睡眠ポリグラフ検査で診断がつくことが多い睡眠障害です。
前に示したむずむず脚症候群を合併することが少なくなく、むずむず脚症候群と類似した原因で起こると言われており、治療法も共通しています

過眠症(ナルコレプシー、特発性過眠症)

夜はよく眠れ睡眠不足はないにもかかわらず、昼間は眠気が強く、仕事中に居眠りをする、 眠ってはいけない場面でも耐え難い眠気に襲われる、などの症状が長期間続いている場合は過眠症と思われます。

ナルコレプシー

昼間の強い眠気のほか、寝入り際に夢をよくみる、金縛りにあう、情動脱力発作(笑ったり、怒ったり、びっくりしたときに体の力が抜ける)が生じる、などの症状もみられます。
その診断のために入眠潜時反復測定検査(MSLT)を行っております。
薬物服用と生活指導によって、日常生活に支障ないように治療することは可能です。

特発性過眠症

MSLT検査にてナルコレプシーには当てはまらず、原因もはっきりせず、夜間に十分な睡眠をとっていても日中の眠気が強くしばしば居眠りを生じてしまうことが続きます。
睡眠不足や生活スケジュールを把握し、生活指導を行った後に、薬物治療を行う場合もあります。

※入眠潜時反復測定検査(MSLT)—–通常、終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)を施行した翌日に行います。この検査の目的は、日中の眠気の程度、レム睡眠の出現の有無を評価することです。具体的には、2時間ごとに15~20分の昼寝の機会が与えられ、眠るまでの時間(入眠潜時)とレム睡眠の有無を評価します。1日に4~5回の睡眠検査を行います。ナルコレプシー患者の場合、眠りにつくのが健常人より有意に早く(入眠潜時の減少)、入眠時のレム睡眠が観察されることがあります。ナルコレプシーの方では、平均睡眠潜時が8分以内かつ入眠時のレム睡眠の出現が2回以上であることが一般的です

レム睡眠行動障害

睡眠中に大声で寝言をいう、叫び声を上げる、手足をバタバタさせる、起き上がる、 などの異常行動が夢に合わせて認められる睡眠障害です。ベットパートナーの詳しい情報が重要です。
程度によっては薬物療法の適応になります。

不眠症

睡眠障害の代表といえる症状で、夜の寝つきが悪く、 眠ろうとするとかえって目が冴えたり、途中で目がさめてしまう、朝早く目が覚めるなどの症状がみられます。生活指導とともに薬物療法を行っています。

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